私は死が怖いです。 どうすれば死の恐怖から解放されますか。
フィンランド語原版執筆者:
パシ・パルム(フィンランドルーテル福音協会、神学修士)
日本語版翻訳および編集責任者:
高木賢(フィンランドルーテル福音協会、神学修士)
イエス様はあなたを死の恐怖から解放してくださいます。
私たち人間が死をこわがるのは当然ともいえます。
死とそれに付随するもの、たとえば、病気、不幸、事故などは、人間的に見れば、悪い出来事にほかならず、善なる神様の創造の御業であるとも言えないからです。
死は自然なことではなく、人は軽々しく死と馴れ合うべきではありません。
「死は人間の最後の敵である」、とパウロは言っています。
しかし、死とそれに付随する陰鬱な出来事が人間に対する最終的な宣告というわけではありません。
イエス様ご自身がそのことを証しておられます。
イエス様は死に対して勝利なさいました。
ですから、洗礼と信仰を通して「イエス様の身内」とされたあなたもまた、死に勝って死を乗り越えることができます。
ただしその際、自分が「イエス様の身内」であることをはっきり自覚していてください。
イエス様は、あなたをおびやかす死に対しても圧倒的な勝利を収めてくださいます。
このことがわかって、それでも死の恐怖がなくならないようなら、ちょうどおびえた子どもが親の近くに行くように、あなたも天のお父様の御許に行ってください。
たとえば、夜がどれほど暗く長いものであったとしても、父なる神様はその夜のことも支配しておられるからです。
人間の感情は移ろいやすく、頼りになりません。
しかし、神様の御言葉に依り頼む信仰は、私たちを決して裏切ることがありません。
「イエスは彼女に言われた、
「わたしはよみがえりであり、命である。
わたしを信じる者は、たとい死んでも生きる。
また、生きていて、わたしを信じる者は、
いつまでも死なない。
あなたはこれを信じるか」。」
(聖書のヨハネによる福音書11章25〜26節)
神様、私は死がこわいです。 あなたはいつも私と一緒にいてくださいますよね。