神様は存在するのでしょうか。
大部分の人間は、なんらかの神的な存在、人間の力を遥かに超えた高度な力をもつ存在が実在することを信じています。
「この世界が生まれる起源となった何者かがいる」、と。
「善悪に関する普遍的な感覚を人間存在に付与した何者かがいる」、と。
「大いなる力によって歴史の成り行きを左右してきた何者かがいる」、と。
無神論者でさえも、彼らなりに世界の成り立ちや人間が存在する理由を説明する基本原理をもっています。
彼らはこの原理を至高の権威と見なし、それに全幅の信頼を寄せます。
いわば、この原理が彼らの「神」なのです。
神的な存在について漠然とした予感や意見や確信をもつだけでは、「神様とは誰であり、どのような方か」、「どのようにして神様を知ることができるのか」、といったことについては何もわからないままです。
神様について人間が知っておくべき必要十分な知識は、神様の御言葉である聖書を通して、神様ご自身が教えてくださいます。
神様は大いなる方であり、隠された方です。
私たちは、罪という致命的欠陥をもつ人間の理性に頼ろうとするかぎり、いつまでたっても神様を正しく知るようにはなりません。
私たちは、神様がご自分について知らせてくださった聖書の啓示に信頼するべきなのです。
神様は世界を創造なさり、今もそれを支配しておられます。
それだけではありません。
神様はイエス様を通して人となり、この人間世界の只中に来てくださいました。
そして、私たちを罪から救い出してくださったのです。
この方をおいて、他にはどのような神的存在も存在しません。
詳しく見る、信仰のABC、第1章 信仰とは何でしょうか?
「今いまし、昔いまし、やがてきたるべき者、全能者にして主なる神が仰せになる、
「わたしはアルパであり、オメガである」。」
( 聖書のヨハネの黙示録1章8節)