神様は私を愛しているのでしょうか。

フィンランド語原版執筆者: 
リーサ・ロシ(神学修士)
日本語版翻訳および編集責任者: 
高木賢(フィンランドルーテル福音協会、神学修士)

神様はあなたのことを愛しておられます。
「どうしてそれがわかるのか」、とあなたは尋ねるかもしれません。

その答えは単純です。
神様ご自身が聖書を通して私たちにそう語っておられるからです。

神様は、「私は善い人や感じのよい人のことだけを愛している」、とは言われません。「私は皆一人一人を愛しているし、あなたのことも愛している」、と言っておられます。

それでは、いったいどこに神様の愛は見えるのでしょうか。

神様はその愛を、言葉だけではなく、行いによっても示してくださっています。
神様が私たちのために成し遂げてくださったことに注目するとき、私たちは神様の愛の偉大さが見えるようになります。

この世の始まった頃には、人間と神様との間には完全な調和がありました。
人は神様の愛を疑うことがありませんでした。
しかし、罪の堕落がすべてを混乱させ、神様と人間との関係を台無しにしてしまいました。
それでも、神様が人間に注がれる愛は変わることがありませんでした。
天の父なる神様は私たちをこの上なく深く愛し続けてくださいました。
その愛のゆえに、最初の人間たちの罪の堕落によって生じた人類の悲惨な状態を自ら修復してくださったのです。
今から約二千年前、神様の御子が十字架で死んでくださった時、この神様の愛が目に見える形で示されました。

あなたは自分の罪深さのせいで神様から離れて生きるほかない悲惨な状態の中にいました。
あなたがこの状態から解放されるために、イエス様は十字架であなたのためにも死んでくださったのです。
ほかでもないあなたが、いつか必ず天の御国に入って、そこで神様の愛に包まれながら永遠に生活できるようになるために、イエス様は十字架であなたのために死なれたのです。

「神はそのひとり子を賜わったほどに、この世を愛して下さった。
それは御子を信じる者がひとりも滅びないで、永遠の命を得るためである。」
(聖書のヨハネによる福音書3章16節)

神様、あなたの愛は私にも向けられています。 私がそれを正しく知って信じることができるように、どうか私を変えてください。